認知症の周辺症状は中核症状とは違い、必ず全ての患者で起るわけではありません。主な周辺症状は以下のようなものです。
●妄想
自分が置き忘れたものを誰かに盗まれたと思って大騒ぎをしたり、事実ではないにも関わらず配偶者が浮気をしているにちがいないと勘ぐったりします。
●幻覚
幻覚、幻聴がしばしば見られます。「今、部屋に知らない子供が来てたのよ」とか「(死んだはずの)お母さんが来ていた」などと言ったりする場合があります。
●興奮や暴力
何かの介護を受ける時に十分な説明がなされずに行われると急に怒ったり、強く反発する場合があります。
●不安
今までできていたことができなくなる感覚のために恐怖や強い不安を感じる場合があります。
●依存
一瞬でも一人でいると不安になるため家族の後ろをついて回るなどといったことがあります。
●徘徊
自分の家への帰り道が分からなくなったり、ただ目的もなく歩き続けたりします。
●睡眠障害
夜は全く眠れず逆に日中ずっと眠っていたりすることがあります。
●異食(何でも口にいれる)
食べられないものを口に入れてしまうことが多くなります。よく間違って食べようとするものには石けんやティッシュペーパー、乾燥剤などがあります。
老人ホームや介護する際にもこうしたものを患者から遠ざけておくことが必要です。
●過食
食事が済んだばかりであるにもかかわらず、すぐに空腹を訴えたりします。またこのような場合に今食べたばかりだというと逆上したり、自分が虐待されているように勘違いする場合があります。
●抑うつ状態
一般的なうつ病と良く似た症状が現れる場合があります。何もやる気がなくなったり、悲しさや寂しさがつのって感情が抑えられなくなります。一日中老人ホームで室内に閉じこもったりする場合もあります。
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